2013年1月14日月曜日

本:音楽の明日を鳴らす〜ソーシャルメディアが灯す音楽ビジネスマーケティング新時代

すべての音楽業界人、音楽でご飯を食べていこうとしている人
音楽×ソーシャルメディアに興味がある人に読んでもらいたい本。


市場が大きく縮小している音楽業界、そこで の未来の可能性は
【共有】・【共感】・【共鳴】 であると著者はいう。
音楽にもう一度光を灯すソーシャルメディアマーケティングだという。

著者の「音楽愛」は本物。
圧倒的な音楽愛から書かれているこの熱量にぜひふれてほしい。


また、この本を読んで、著者に興味を持った方は、以下のブログを読むことをおすすめする。
音楽×ソーシャルメディアでここまで の文量と定期的な更新があるブログは他にないだろう。

■著者ブログ
a day on the planet


自分も音楽が好きなので音楽業界が元気になればと考えている。
でも、これまでと同じプロモーションやマーケティングでは同じ利益は出ないし、
音楽で人は生活していけないだろう。

やはり、そうなるとコアなファンを増やし、そこから新規のファンを増やしていくということが重要になる。


そこで、ポイントとなることは以下だと私は考える。

高野氏が以下の中で
【共有】・【共感】・【共鳴】のサイクルは二重構造で完成する - a day on the planet

音楽を日常の国すること。
音楽を愛する人を増やすこと。
音楽の関与度を向上させること。

とくに、音楽を日常の国にすること。ここがポイント。
iPhone iPod ウォークマンなんかで、ヘッドフォンで
音楽を聞く人は増えていると思うが
「生」で音楽を聞く人が一体どれだけ増えているのか?

「生」の音楽に触れる機会を増やすことを
業界、関係者はどれだけ努力しているか?

ライブは、
非日常を提供する種類の音楽と
日常でそばにある音楽があると思うが、
日本人として、日常 そばにある音楽としてのライブって
なかなかないと思う。

ポップミュージックのライブ は非日常を与えるが
それだけではなく、日常で楽しむ音楽の裾野をどう広げていくか?

そこには、ソーシャルメディアだけではなくて
教育と文化という観点からも語られるべきことが
まだまだたくさんあるのではないか?


ということで、
最後にもう一度。
音楽に携わる人は読んで欲しい。
そして、ぜひとも、その感想をソーシャルメディアに投げ込んで欲しい。



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