2007年11月18日日曜日

RSSマーケティング・ガイド 動き始めたWeb2.0ビジネス

RSSの可能性について興味深いことが書いてある。

2006年の2月に発売された本。
2006年時点で、筆者たちが考えていたほど
2007年の段階では、RSSは普及しなかった。

IE7やFirefoxにはRSSリーダー機能が標準装備されているのだが
イマイチ、一般ユーザーには受入れられていないようだ。

ただ、2007年11月現在でも、RSSの可能性についてについて知るには
重要な書籍であるといえる。

一番、私が興味を惹かれたのは、
「chapter 8」の「モバイルRSSマーケティング」である。

モバイルインターネットは、私の勉強不足であるが、
まったく、私にとってブラックボックスである。

携帯では、電車の乗り継ぎの検索くらいしか、ネットを使っていない。

しかし、現在の高校生たちは、主に携帯でネットに繋がっているらしい。
その現状は全くなぞ。
PCの方が、楽だと考えてしまうのは、世代が違うからなのか?
10代に取って、ネットをする環境が整ってないのか?
そこは、これからの自分の課題。

2007年現在、携帯での、常時接続(定額)が一般化している。
これは、2006年初期に比べると異なっているのではないか?
しかし、RSSはそれほど、普及していないという印象をうける。

RSSに近い技術を使った、iモードの「iチャンネル」はそこそこ普及しているようだが・・・

では、なぜ普及していないか?
やはり、「わからない」「わかりにくい」ということが一番大きいと思う。

携帯はとにかく、わかりやすさが一番重要だ。

「MIDI」⇒「着メロ」
「MP3」(ちょっと違うか?)⇒「着歌」
など、一般にパソコンを使わない人に、どう訴えかけるかがポイントとなってくる。

使えば便利ですよと思わせるサービス。

と、まぁ、そのような問題はありながら、
モバイルインターネットの可能性は、大きいと感じる。

利用者側から言うと
それは、やっぱり、素早くできるということと、
自分がほしくないデータは受け取らないで済むということ

これから、もっと、携帯でのネット接続は安くなるだろう。
そのとき、RSSと携帯コンテンツは絶対にキーワードになるはずだ。

今は、まだ、blogとかCMSとか使っている人が
主な利用者だと思うが、RSSをもっと分かりやすい形で
提供することができれば、爆発的に広がる要素は持っていると思う。

RSSで起業のマーケティングは、変わっていくのではないか?




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塚田耕司, 滝日伴則, 田中 弦, 楳田 隆, 片岡俊行, 渡辺 聡 / インプレス(2006/02/02)
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2007年11月15日木曜日

超バカの壁 / 養老 孟司

養老先生の本はいつも痛快で、素敵だ。

高校生の頃に、『唯脳論』を読んだとき、
考えていたモヤモヤが、すっきり晴れたような感覚になった。

養老先生の考えは、「脳は見たいものしか見ない」である。

この本の中で、おもしろかったのが、


2.「自分の問題」という章である。

英語は、「I」は「私」自分自身を指す言葉だ。
自分とは何か?自分探しが昨今よく聞かれる言葉だが、
その考えのもとには、肉体は自己ではないという思い込みがある。
これは、キリスト教の世界では当然と養老先生はいう。

霊魂は不滅だという考え方をとると、肉体を自己と考えると不都合が生じるから
心身二元論になる。

そもそも、自分というものの捉え方が日本人と西洋人で違う。

かつての日本人(明治以前)の
「I」は「私」は違う意味をもっている。

関西では、相手のことを「自分」という。
ここからわかるのは、己と相手を同一と見ているということだ。

時代劇で江戸の商人が自分のことを「手前ども」という。
これが、下町のけんかになれば「てめえ(手前)、このやろう」となる。

日本語では、根本に、自他に区別に対する無意識の本質的確信がある。
それは、簡単にいえば、いちいち認識しなくても
自分というものはいるのだということを確信をもっているということだ。

だから、自分は自分であるということを一々言わなくてもいい。



短くまとめるとこうですが、深いんですよこれが。



個性、オリジナルを求められる現代ですが、
最初から、個性を出そうとか、オリジナルだとか、自分らしくなんて
自分の息子には絶対に求めないつもりだ。

だって、自分自身が生きていることが、オリジナルなんだから。

仕事でも、趣味でも思うが、最初は「物まね」から始まる。
で、そこで、どうしても「物まね」できない所や、
ここは、お手本とは違う方向でやろうとか
試行錯誤していくことで、その人その人の
「オリジナル」が出てくる。

それで、いいんだと思う。






養老 孟司 / 新潮社(2006/01/14)
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2007年11月11日日曜日

感想 --> なぜか、「仕事がうまくいく人」の習慣 (PHP文庫)

なぜか、「仕事がうまくいく人」の習慣 (PHP文庫)
ケリー・グリーソン (著), 楡井 浩一 (翻訳)


これは、新社会人に読ませたい本ですね。

社会人を4年もやってきてるから、重要性がわかるのか?
この本が言いたいことは一つだけ『すぐやる』ということだ。

そのための方法論をたくさん記載している。
当たり前のようにやっている社会人もたくさんいることだろう。

私は、社会人2年目まで、この本に記載されている内容を
仕事に求められなかったので、まったく意識してなかった。

すぐにやらなくても、仕事を回すことができた。

しかし、仕事の量がある程度増えると、
仕事自体の方法論ではなくて、仕事をこなすための方法論が
必要になってくる。

この本に記載されていることは、
仕事ができる人は自然にやっていることである。

仕事を早くこなす方法。

いかに、無駄をなくすか?
いかに、ボリュームを把握しているか?
⇒ボリュームを把握することで、スケジュール
仕事全体のイメージができる。
いかに、机がきれいか?
⇒机がきれいなのは、頭が整理されている証拠
やることが、明確な証拠

おもしろかったのが、第七章
「歩き回りコミュニケーション」

チームのメンバーとのコミュニケーションの重要性をといた章なのだが、
なるほどと、思うことがいくつか、発見。

やっぱり、顔と顔を突き合わせて話をすることの効果は絶対にあると思う。
私もここを重要だと思う。仕事の進捗度合いのほかに、報告書などでは、わからない
その人その人の心の動き、健康状態、モチベーション、やりたいこと。

コミュニケーションをとることで、円滑に仕事が進められる。

まずは、できることから始めるか。。。




ケリー グリーソン, Kerry Gleeson, 楡井 浩一 / PHP研究所(2006/04)
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2007年11月10日土曜日

感想 --> スモールビジネスマネジメント

スモールビジネスマネジメント
デブラ・クーンツ トラベルソ (著), Debra Koontz Traverso (原著), 阪本 啓一 (翻訳)
販売価格:\1,680


大企業に負けないための「心の持ち方」が一番伝えたいことだと思う。
大企業に負けないため、対等に仕事をするため、自分をどう表現するか?というのが
主はテーマ。

それを具体的に、行う実践方法が記載されている。

では、大企業に負けないために必要なものは何か?
それは、「イメージ」である。

まず、よいイメージをもってもらうこと。

……………………………………………
よいイメージを持つ要素
1.伝え方
2.ユニークさ
3.首尾一貫性
4.コミュニケーション
5.サービス
……………………………………………

会社の印象をもってもらわなくては、覚えてもらわなくては
話が始まらない。
筆者は、顧客に訴えかけるたくさんの手法を述べる。

やはり、人に信頼されるためには、「印象」が大事である。
その印象づけをするためにどうするか?

会社の名前
社員の服装・態度
電話の受け答え
会話の内容

この本が言いたいことは。
とにかく、会社の「よい」イメージを持ってもらうことが大事なんだ。

いい印象を持たせることなんて、社会人にとって、当たり前のことなんだけど。

じゃあ、いい会社、いい仕事をするためには、何が、一番大事なんだろう。
一番大事なのは、プランだ。
そして、それを実行するためのイメージをもつこと。
また、それを行動に移せる人物がその会社にいること。

『自分の現在位置と。次はどこに行く必要があるか。また、目的地に行くにはどんな戦術があり、どんな
変化を助けとして使うことができるか。目的地到着後は何をすべきか。』

大きな目標がまずあって、上記のことをちゃんと考えて
常に自分の行動をPDCAサイクルで見直して、目標を達成できるのではないか?

自分にとっての目標をまずしっかりと固めることが重要だ!




マネージメント 【management】
(1)管理。経営。人・賃金・時間などを最も効率的に用い,企業を維持・発展させること。
(2)管理者。経営者。


デブラ・クーンツ トラベルソ, Debra Koontz Traverso, 阪本 啓一 / 翔泳社(2001/03)
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■小規模事業主や個人事業家向けチェックリスト本
チェックリストの一覧のような本でしょうか
内容が盛りだくさん