2008年2月28日木曜日

複製技術時代の芸術

大学時代の恩師、森岡祥倫教授の授業でテキストとして使われていた。

これを読んだときには、目から鱗でした。
現代の映像、音楽、芸術、メディアに携わるものは、読んでおくべき本。
僕のバイブルの一つです。

50年以上前に、この本が書かれていたことのすごさ。

複製技術による恩恵を一番受けているのは
Webです。間違いなく。

既存のメディアの複製と再利用によってなりたっています。
でも、ただの複製ではなく、別の媒体として存在しています。

今流行の、AjaxとかgoogleAPIとかいい例。

そして、恐ろしい速さで使い古されていきます。
僕らが想像できないくらい。
流行が、どんどん加速していく感じ。
レコードが擦り切れる感じ。

うまくは言えないけれど、多様化とコピーの連鎖が続いている感じ。

この先には何がまっているんだろう。
この本を読んで、原点に立ち返った感覚を覚えた。
目の前のWebという海には、たくさんのコンテンツが流れている。
自分の中でどう再構築していくか?
また、どれだけ新しいものを生み出せるか?

一つ一つ、積み重ねていくことが、今の自分には重要だ。


ヴァルター ベンヤミン
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2008年2月25日月曜日

効率化とは①

業務効率化のために、我々はフリーソフトをよく使用する。
で、一番便利なソフトは何か?と考えると案外「エクセル」だったりする。
これは、マチガイナイ。

最強のツールはエクセルです。

さてさて、そのほかに、よく僕が使うツールとして
テキストエディターがあります。

テキストエディターを効率的に使うということは、
前職で嫌というほど学びました。

仕事ができる人は、今やっている仕事の目的が見えている人です。
仕事ができる人は、エクセルとテキストエディターを自由に使いこなせる人です。

テキストエディター。
僕は、NoEditorサクラエディタを使っています。

どちらも、マクロ機能、矩形選択機能がついています。
この「矩形選択」が重要な機能で、これがあるとないとじゃ、大違い。
是非、試してみてください。目からうろこの機能です。
詳細は、各エディタのマニュアルを見ましょう。

で、ここからが本題。
僕がエディタを使う理由は、
思考とオペレーションを切り離したいからです。

もっというと、思考するときは
パソコンにむかっていたら、だめだ!ということです。

アイディアを練るときは、紙とえんぴつをもって考える。
で、目的なり何かをつかんだとき、初めてPCに向かう。

これが、僕の効率的なクリエイティブ作業の結論です。

細分化と目的の明確化なんですよ。これって。

じゃ、次回は、時間的な効率化というところで、
フリーソフトの紹介でもしましょうか(笑)

2008年2月24日日曜日

キャリアデザイン

「masaki goto 店長論」の、gotoさんが、自分のキャリアデザインをアップしていたので、刺激を受けて
僕もアップしてみた。

■2020年 秋
12年後
------------------------------
・会社は、アジアで有数のWebインテグレーションの会社になっていること
・個人としては、できるディレクター(笑)
・雑誌にとりあげられるくらい有名になっていること


2015年 春
7年後
ディレクター
・チームのリーダー格になっていること
・業界でも、個人の名前を認知される。
・会社は、同業種以外でも、有名になっていること。

息子⇒小学生!!

■2013年 春
5年後
------------------------------
ディレクター
・flashがどうなっているか、わからないけど、
リッチなメディア + データベースを使ったコンテンツの展開を提案、実践できるようになっていたい(というか、当然できる)。
携帯との連携も意識するような。。。
・業界の横のつながりでも、大きなパイプ?有力なパートナーを持つ。
・会社の名前を出せば、「あぁ、あの会社」という会社になっていたい。

必要知識:
芸術系の国家資格を取ること(その1)
マーケティングの知識。
また、プロジェクトマネジメントの知識の強化!

■2011年 春
3年後
------------------------------
ディレクター (クライアントから指名されるディレクター)
・クライアントから自分の名前で指名される状態。
・会社が大きくなってたら、グループのチーフ。

息子⇒保育園

必要知識:
技術系の国家資格を取ること(その2)
携帯向けコンテンツの知識も強化!
あと、動画系!


■2009年 春 1年後
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ディレクター (プロジェクトリーダー)
・大きな案件をリーダーとして回す。
・会社内で重要なディレクターの一人になること。
・この案件は、こいつにやってもらいたいと、会社から指名される状態

必要知識:
技術系の国家資格を取ること(4月は無理なので、今年の10月!)
flashとデータベースとの連携知識を強化!



こうやって記載してみると、自分の中で明確になっていないことがすぐにわかる。
転職して間もないので、会社と自分という位置関係での目標が明確ではない。
自分のことばかりだ。かつ、3年後までは、比較的具体的に考えれているが、
その先は未知数。

この一年で、自分をどれだけ高められるか!?

Google Analytics 導入

bloggerにGoogle Analyticsを導入。

このblogは、デフォルトでは、アクセス解析をやってないので、
試しにいれてみた。

Webディレクターblogとしてアクセスを稼げるように、
何か、ためになる文章をかいていきたいなーと思う。

Google Analyticsを導入方法は、ググればでてくるので割愛。

いやはや、僕ももっとweb解析の力をつけたい。
マーケティングの知識ももっとつけたい。
クライアントとの目標の共有が大事!

2008年2月15日金曜日

だから、Webディレクターはやめられない―できるWebディレクターの成功戦略

通勤電車でサラッと読了!

なんだか、先輩に話をしてもらっているような感覚でした。
Webディレクターの仕事の概要をつかむにはよい本だと思います。

また、実際に仕事をしている人だから書ける
経験からくる方法論は、参考になります。

作業のワークフロー、ディレクションの方法
クライアントへの対応方法をもう一度考えるきっかけとなりました。

これを実作業に活かせるようにしよう。

【課題】
・クライアントのWeb戦略を立てる、共有する
・基本チャートを作る(サイトマップに近いもの)⇒マインドマップを使用してみよう

・仕様書を整備する
- デザイン仕様書
- HTML仕様書
- 表記仕様書
- 素材管理表
- タスクリスト








2008年2月13日水曜日

ウェブ・ユーザビリティ―顧客を逃がさないサイトづくりの秘訣

名著。。

電車で、半分眠りながら呼んだせいか?amazonなどで、書かれているほど
衝撃をうけなかった。

当たり前のことが書いてある。

という認識。

よく考えてみたら、この本がでた
Webでは、当時は当たり前のことが当たり前ではなかった。

ウェブ・ユーザビリティという言葉だって、なかったのかもしれない。
そういう意味では確信的だったのかな。


結婚して、子供ができて、
息子のベビーカーを押すようになると
今まで気づかなかったことに気づく。

駅の使いにくさ、建物の不親切さ
普段、我々が気にもかけないことに、重要なメッセージが含まれている。

「これは、使いにくいのではないか?」
「自分と違う人が使ったら、どう思うか?」
常に他者の視点を持つことだ。

自分の仕事にも、他者の視点を持って、
本当にいいものを作っているか?
今一度考える必要がある。

使い易さなんて、人それぞれ、
いろいろなWebに触れ、いろいろな本を読み。
吸収していくことが大事。

しばらくしたら
もう一度、読み返そうと思う。
そういう一冊



ヤコブ ニールセン; 篠原 稔和
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2008年2月4日月曜日

Webデザインワークフロー (ウェブクリエーターズバイブルシリーズ) / 生田 昌弘, 坂井 とわ子, 堀尾 保

この本はすばらしい!

しばらくは、僕の仕事のバイブルになるのではないか?
ここに書いてあるワークフローを実践するつもりだ。

ワークフロー。

決まったルールというのは、とても大事だ。
優秀なルールがあれば、底辺の底上げになる。

確かに、ルールを決めるという弊害もある。
自由が利かなくなる。それでも、僕は、ルールを決めるほうに価値を置く。

世の中、そんなに優れた人ばかりではないからだ。

また、ウェブ制作というのは、本当に多様な人と接することになる。
だから、ディレクターは確固たる信念をもって仕事をする必要がある。
大勢のスタッフの目的を意識させえるためのワークフローでもある。

抽象から具体化を導く手段なのだ。

機能するウェブサイトを作成するためには、機能する設計をする必要がある。
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機能するウェブサイトとは
ユーザーが必要な情報を、必要なときに提供してくれる
ユーザーがしたいこと、してほしいことを実現してくれる
ユーザーが潜在的に抱えている問題を察知してくれる
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ウェブサイトでは、ユーザーの問題を解決することを起点として、ユーザーとの関係が始まる。そしてこの「問題解決」関係を継続していくことによって、ユーザーとのよりよい関係づくりが実現できる。

つまり、問題解決型のウェブサイトは「カスタマーリレーション」を育む。

ウェブサイトでできること

・マーケティング
・サポート
・CI(コーポレートアイデンティティ)訴求


製品は、すぐに古くなるが、
方法論は、簡単には古くならない。
優秀な方法論は、時がたてば熟成していく。





生田 昌弘, 坂井 とわ子, 堀尾 保 / ソフトバンククリエイティブ(2003/07)
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2008年2月3日日曜日

図解入門 よくわかる最新Webプロデューサーの基本と極意―アマチュアとプロフェッショナルの根本的な違いとは?

非常にわかりやすかった。
Webディレクション・プロデュースの概要を知るためにはよい本だ。

うちの会社であれば、一年目のWebディレクターが読むべき本。
Webディレクションの範囲を丁度網羅している本。

やはり、何事も基本を抑えるのが大事だと思う。
基本を抑えないと応用がきかない。
お客も、プロフェッショナルは基本をわかっている前提で話をしてくるし、
基本がわかっているということは、何をするにしてもよいことばかりだ。
こういう基礎の本を読むと、自分がどれだけ甘いかがよくわかる。

読んだことある内容と理解している内容ということが明確にしていく作業が必要だと感じた。

Web制作に取り組む前の5つの心構えというのがあったので記載しておく。
■ 5つの心構え
・高いモチベーション、これが基本中の基本
・クライアントと意識を統一する
・プロポーザルからローンチまでを明確にイメージする
・ユーザーの立場で検証する
・企業ブランディングで包み込む


モチベーションを維持するのも、個人の技術、能力だと最近感じる。
自分にふりかえると、なかなか続かないものだったりするからだ。


ディレクションをする上で、僕が一番重要だと考えているのは
・プロポーザルからローンチまでを明確にイメージする
ことだ。

ディレクションする人が、イメージすることができない状態では、
実際の作業者は、作業ができない。


抽象から、具体化へ。

ものづくりはいつも、この流れ。
基本に帰ろう。そして、また一歩前進!