2008年3月21日金曜日

ご飯を大盛りにするオバチャンの店は必ず繁盛する―絶対に失敗しないビジネス経営哲学

これは、期待通りおもしろい本だった。

島田氏曰く、
「ビジネスで失敗したことがない」だそうだ。

彼の、成功の秘訣は、
「徹底したリサーチ」と
それを元にした「実現するための方法を考える」手法だと思う。

ゴールは明確なのだ。

判断基準は、業界の常識は、「敗者のルール」であるということ。
一つの業界で、会社が10件あったら、大きく利益をあげているのは
1社くらい。後の会社はトントンの利益だ。

その業界の「常識」というのは、つまりもうからない「9社」の常識であるという考え方。

おもしろいことを考えるなーと思った。
尚且つ、島田氏は、徹底した努力の人なんだということ。
・リサーチ⇒業界研究

成功する人は、ロジックがだいたい同じなんだよな。と最近感じる。
未来は自分で作るものなんだ。

では、うちの会社が大きくなるには、
楽に制作ができる方法は?

僕は、自前のCMSだと思う。
これは、早急にやるべきだ。4月になったら、企画書、提案書を書こうと思う。
安く、いいものをクライアントに提供できる仕組みを作りたい。

メリット
・情報設計が容易になること(テンプレートを使用するため)。
・テンプレートがあるので、設計項目が明確になる
_(制作側の負担が軽くなる)。
_新入社員教育にも使える。
・企業様の更新が簡単になる。
・導入費が安くなる。
・サイト全体の整合性が取れる

デメリット
・テンプレートから、外れる設計のものを作成する場合、プログラムから作成する必要があるので
大きく予算がかかること。
・自由度が少なくなる。





また、妥協はだめだ。

最近、思うのは手抜きと本人が思っていない手抜きが一番タチが悪い
これについては、また違う機会にかこう。




2008年3月18日火曜日

スティーブ・ジョブズ

1.スティーブジョブズ
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会社の先輩に借りた本。
刺激的やねー。

成功する人は、明確なビジョンを持っている。
明確なビジョンを信じる才能を持っている。そんな感想。

「美しいものは使いやすい」

マーケットのことなんか、考えず、
いいものをつくれば売れるという発想。

「王様のように遊び、奴隷のように働く」
僕の先輩がよく言ってた言葉。あれって、もともとジョブズの言葉だったのかな。。。

2.品質向上の一環
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PR下手で損してる人(たち)に贈る日々のPRを続ける5つのコツ:DESIGN IT! w/LOVE
今日は、tanahashiさんのblogを読んで、いろいろ思うことがあった。

最近、思うのだが、日記とか日報は自分を振り返るのに非常によい。
今までは、手帳につけていたのだが、どうしても、忘れることが多かった。
偶然、現在は会社で日報を義務付けられているので、日報を意識して丁寧に書くようにしている。

帰る前に、日報を書いて、上司に提出。
実は、日報はそれで終わりではなくて、次の日の朝、一番最初に見るのは先日の日報なのだ。
今日は何をしなくてはいけないのか?
自分のタスクはそこに書いてある。なおかつ、問題意識を上司とも共有できる。

で、今度からtanahashiさんのblogにあったように、
自分のやりたい仕事やら、目標も意識して記載しようと思う。

日報が、タスク管理にもなり、自己管理にもなり、目標実現のツールにもなる。
単的にまとめる必要があるから、議事録の練習にもなるな。

■日報の項目(自社でつかっているものに、自分なりのアレンジを追加)
【本日の進捗】
【今後の予定】
【目的・目標】←これ、重要!
【懸念事項】
【その他】


で、上のPRの話。

言い方は悪いが
とりあえず、言ってしまう。やってしまう。目標を決めてしまう。
すると、後はやるしかない。

PRって重要だと思う。いくらがんばったって、誰にも評価されなかったら
悲しすぎる。

僕は、つくづく、PRが下手なので、どうしたものかなと思っていた。
日報書いてることも、アピールの一環なんだと、初めて思った(実際はどうか不明)。
まぁ、結局は、日報もタダ書くだけじゃなくて、もっと有効に使いたいなというのが
根底にある。

家で本読んでたりして思うのだが、
毎日、勉強しているつもりでも、何のために勉強しているのか、わからなくなることがある。
勉強方法というよりも、その勉強のスケジュールの組み立てが下手なんだと思う。

明確な目標を決めて、それに対してアプローチしていく。
勉強も仕事みたいだな。
疲れない程度に、コツコツ、続けてやることが大事。

2.結論
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僕には、スティーブ・ジョブズなんかのような、「プラン」なんて
まったくないけど、コツコツ積み重ねて
まずは一つでもいいから、おもしろいことをやりたいなと思う。

世界を変えるなんて大きなことはいらない。
一歩ずつ一歩ずつ。



電脳社会 家族の距離 skype

0.プロローグ
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仕事で、香港に出張する。店長さん御一家と家族で食事をした。
店長さんは、単身赴任。大変だと思うけれど、自分で決めた道。
確実にすごく成長して帰ってくるのだろうなと思う。
僕も、この日本でできるかぎり成長したいなと思う。
(ただ、すごいなーといっているだけじゃ。おもしろくない。)

息子が1歳3ヶ月。
この時期の単身赴任は辛いと思う。子供がもう少し大きくなったら、もう少し、話も変わってくるのだろうけれど、今は、子供も小さく、奥さんへの負担も大きい。
わかりきったことを書いているんだけど、実際子供を持つ人間だから実感できることがある。

店長さんの決断がどれだけ、勇気がいることか!
奥さんの決断がどれだけ勇気がいることか!

僕だったら、決断できたかな?と考える。僕と僕の妻なら、どうだろうと。。。
「ゾッ」とする。まぁ、心の準備がないからかもしれないな。

店長さんとの会話の中で、香港に行ったら、家族とのコミュニケーションは
Skype」を使うということが話題に上った。

今は、インターネットを使えば、タダで電話ができる。
まぁ、このサービス自体は、4、5年前から使えたわけだが、
ブロードバンドが、地球規模で広まっているから、世界とのやりとりも、「skype」で行える。

テレビで、大リーガーが、家族と電話している映像を見たことがあるが
それも「skype」だった。

これは、本当にすごいことだ。国際電話が「タダ」なんだから。


1.距離の重みがなくなった!
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21世紀になって
コミュニケーションが、「距離」を超えるようになった。

僕個人の感覚的な話なのだが、18才で関東に出てきたとき、本当に心細かった。
携帯電話も持ってなかったから、週末に、「公衆電話」で、母親と弟に電話することが
何よりも楽しみだった。

テレホンカードの度数がドンドンなくなる。
他愛もないことを、一生懸命話した。家族と電話で繋がっていることの安心感は
とんでもなく心を温かくしてくれた。

これは、きっと、対価を払って電話してるから、そう思ったんだと思う。
関東と広島じゃ、テレホンカードは、あっという間にきれてしまう。

それがだ。ある日、携帯電話を買った。
両親とメールできるようになった。
すると、前より、電話のありがたさを感じなくなった。

というよりも、メールでいつでも繋がっている感覚になった。
不思議なものだ。
一人暮らしが、そんなに寂しくなくなった。
いつでも、つながっているから、一人じゃないような気になったんだと思う。

それは、今もそう。
実家の家族とは、遠く離れているが、そんなに離れている気がしない。

インターネットは、距離の重みを軽くしてしまう。
そんな気がしてならない。


2.これが脳化社会だ
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「バカの壁」で有名な養老さんが、昔だした本に「唯脳論」という本がある。
養老さんの思想は、基本これを読めばすべてわかる。それほど、この本は洗練されているし、
養老さんの考え方は、スジが通っている。

脳は見たいものしか、見ない。

コンピュータの中は、計算できるものしかない。
インターネットの中には、偶然は存在しない。必然しかない。
それは、一見つまらなそうだが、すべて、人間が考えた世界。
脳にとって一番住みやすい世界なのかもしれない、

映画の甲殻機動隊じゃないけど、世界とつながっている感覚に近いんじゃないかと思う。

僕らは、脳の中に住むようになってしまった。


3.ネットとは?
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ネットは加速機だと思う。
ネットに繋がっていると、情報が洪水のように押し寄せてくる。
ネットに繋がっていると、自分がある方向性をもっていれば、一気に加速することができるはず。

取捨選択するのは、自分自身。
自分がしっかりしていないと、結局、時間の無駄にしかならないのが、インターネット。

つまり、リアルな世界をちゃんと、みていないと、
インターネットの世界は、ゲームセンターでしかないんだ。

それを生かすも殺すも自分次第。



4.現実に戻る
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きっと、子供は分からないはずだ。この距離感。
だから、悲しむだろうし、「わけ」が分からないはず。
それが、重要な感情の一つ。

でも、思いは、距離を越える。

どんなに離れていようと、思いは距離を越える。

そうか、これがやりたくて、人は電話を作り、ネットをつくったのか?
と思いたくなる。

僕は、先ほど「距離の重み」がなくなったと書いたが、それは「価値」がなくなったという意味でかいたわけじゃない。以心伝心するくらい、近くになったことを言いたかった。

では、何がしたいのか?
結局、コミュニケーションしたいということに終着する。
「脳はつながっていたいのだ。」


と、なんだか、重い文章になってしまったが、、、
僕が言いたいのは、結局、「タダ」で電話ができるなんてすごいなーということだけ(笑)


僕も、もっと、妻と子供とコミュニケーションを取ろうと思います。
それが、つまらない事でもいいんです。
話をすることが大事。
話を聞いてもらうことが大事。
話を聞くことが大事。
近くにいたって、離れたって、大事なことは何一つ変わらない。

お互いが、お互いのことを思っていないと、喧嘩にすらならない。
喧嘩だって、たまにはいいと思う。

最近、自分の周りの環境が目まぐるしく変わり、
毎日が忙しく過ぎ
人に優しくできる余裕もなく。

なんだかなー。

と、思うことがありますが、
でも、僕には、家族がいると思うと
がんばれる気がします。
そう思えるときは、家族は心の中にしっかりといるんだと思う。

この距離感は、「脳」が感じてるとしたら、自分次第じゃないか!?

すべてが、言いも悪くも自分次第。
10年たったときに、自分の息子に「父ちゃん、かっこいいだろ?」といえるようになっていたい。
僕の目標。

2008年3月15日土曜日

公共図書館の利用のススメ

公共図書館の利用のススメ!

僕は、高校・大学時代から公共図書館をよく利用していた。
僕の住んでいる町は、インターネットで予約すれば、地域の公民館の図書室で本を受け取ることができる。
これは、非常に便利だ。

専門書は、欲しいものがないことも多いが、そういうものは「買えばいい」。
でも、あるものは、図書館で借りるほうが効率的な気がする。
インターネットで気軽に予約して、公民館で受け取れるサービスは、さながら自分の本棚が
大きく拡大されたような感覚だ。

ぜひ、一度、自分が住んでいる地域の公共図書館のサイトにアクセスしてみてもらいたい。
そして、時間があったら、図書館にいってもらいたい。
僕の行っていることが間違っていないことを実感するはずだ。

僕が、出版業界にいたら、本気で怒りを覚えるくらい、
公共図書館は、充実している。
公共図書館は、便利なツールの一つだ。
(僕の知らない便利な公共のサービスって、まだまだあるんだろうな。。。)

日本人はもっとそれを有効に使うべきだ。
僕は、毎週、自分の本と、息子(1歳)の絵本を借りている。
息子も洗脳だ!自然に読書するような子供になってほしいな。

大学時代は、CDよく借りてたなー。

2008年3月8日土曜日

クライアントの心を掴む!

本日は、クライアント訪問後、一緒にお食事。
実は社会人になってから、公式の接待(会社がお金を出してくれる)というのは初めて。
クライアントといろいろ話ができて勉強になった。

そのクライアントが扱っている商品を知ることは、必須であるのは当然のことであるが、
実際にクライアントの言葉で説明されると説得力がある。
製品そのものもそうだが、それができた背景を知るだけで、イメージは大きく広がる。
そういう意味で、コミュニケーションは非常に大事だ。

相手から情報を引き出すのも技術のうちだと感じた。
本日、一緒に、クライアントを訪問した同僚達に感謝。

また、今日、随分前に納品が完了した別のクライアントから、
お礼のメールを頂いた。
非常にうれしかった。まわりのみんながやってる仕事に比べたら、
そんなに大きな仕事ではないけれど、僕にとっては大事な仕事。
うれしさ、反面。もっと、できたなという反省もある。

忙しさに感けて、確認が疎かだったり、
そもそもの僕の知識不足もあった。

どこが悪かったかを反省し、それを次に活かしたい。

クライアントの心を掴むWebディレクターはどういったディレクターなのだろうか?
僕には、まだまだわからない。
ただ、目の前の仕事に一生懸命になることだけだ。


…では、前進できないので、ポイントだけあげてみよう。
・ゴールを明確にすること。
・できること、できないことを切り分けること
・自分のロジックがぶれない事
・相手のロジックが正しかったとき、それを判断し、取捨選択できること。
・丸投げしないこと。
・コミュニケーションができること。
・常識があること

ディレクターも営業であれ!

2008年3月7日金曜日

情報収集の方法

普段の情報収集は何を使っているだろうか?

私は、もっぱら、書籍に頼る。
最新情報は、雑誌だ。
Webに関わる仕事をしているから、当然、情報はWebからといきたいところだが、
なぜか、Webの情報は「軽く」感じてしまう。

おそらく、情報に対価を払っていないからだと思う。
だから、自分の中で、「重み」を感じない。

自分で買った新聞なら、しっかり読むが、
Webのニュースは基本流し読みだ。

さて、私が定期的に読んでいる雑誌は以下。

JAZZ LIFE(※完全趣味 コンテンポラリージャズを知る上では必読の雑誌)
ジャンプ(ワンピース ナルトのみ ※立ち読み)
Web Designing(内容のバランスがよい)
日経コンピュータ(興味がある記事に目を通す程度・やはりシステム業界のほうが、Webサイト構築よりも歴史があるので、そちらから情報を仕入れることは重要だと考える)

新聞は週に1回くらい、駅で買って通勤で読む程度。
(もうすこし増やすべきだと思うが。。)

もう少し雑誌の量を増やすべきか、最近悩み中(特にデザインより)。
まとまった知識は書籍からの方針なので、現在は、このバランスでよいと思っている。

Webからの情報は基本google reader でRSSを取得して
興味のある情報を拾い読み。
個々最近は、
nikkei BPnet - 本日の必読記事
をよく読んでいる。非常に刺激的だ。新聞の社説よりよっぽど世の中のことがわかる。
優れたサイトをたくさん見るべきだと思うので
イケサイとか
Webデザイン・Webデザイナーのまとめサイト | Webデザインに優れたサイトのリンク集 ≪デザインリンクデータベース≫
などは、定期的にみるようにしている。

しかし、Webを見てる時間は基本、効率的に見れていないと思う。
毎回、ほぼ日でさまざま記事を熟読して、時間を過ごしてしまうことが多い。

また、テレビからの情報も馬鹿にできない。
なんだかんだ、テレビはメディアの王様だ。
TBS「王様のブランチ」
が、お気に入り。土曜の朝、ぼーっとするには最適!

こうやって書いてみると
情報収集のほうほう、偏ってると感じる。

他のWebディレクターさんはどうしてるのかと興味がある。
ディレクター以外の人はどうしてるのか?


そういう意味で
ライブドアブログの記事はおもしろかった
普段、他のディレクターが何をつかってどのように情報収集しているかは
興味がある。

今度、部内の会議で取り上げてもらおうか。。。

で、私の結論は、結局、書籍から情報を取得するのが一番いい。
WEBサイトで、キーワードを見つけ、書籍でまとまった知識を得る。
特におすすめは、公共図書館の利用。
公共図書館リンク
公共図書館がいかに利用するかは、また別の機会に取り上げることにする。

2008年3月4日火曜日

ウェブ戦略としての「ユーザーエクスペリエンス」―5つの段階で考えるユーザー中心デザイン

なるほど、うちの会社の先輩方の企画書の骨格はこれだったんだ!
と読後に納得した本。

本書は
「戦略、要件、構造、骨格、表層の5段階」に分けて、論理的に
ウェブ戦略の概要を展開する。

Webディレクターの主な役割は、「要件、構造、骨格」の部分になる。
かなり広い範囲。だからこそ、役割を構造化して理解しなければならない。

こういう概念はすごく大事である。
抽象から具体化への道筋をつけやすい。
自分のやっている仕事の意味を知るために大いに役に立つ。

自分の位置を知ることは、すべての始まりだ。
スタートとゴールを知らなければ、競争にもならない。
自分の位置を知って初めて、スタートラインにたったといえるだろう。

今やるべきことを具体化すること、やっていることの裏づけのため。
この本は、大いに僕らの背中を押すことになる。

WEBサイト構築は、何人かの人が携わることになる。
そのとき、その人それぞれの位置を明確に示すことこそ
ディレクターの仕事である。


ウェブ制作の標準化の基本になる。
* 戦略(Strategy):ユーザーニーズ/サイトの目的
* 要件(Scope):コンテンツ要求/機能要件
* 構造(Structure):インフォメーション・アーキテクチャ/インタラクション・デザイン
* 骨格(Skelton):インフォメーション・デザイン/ナビゲーション・デザイン/インターフェイス・デザイン
* 表面(Surface):視覚的デザイン

もう一度、読み直そう。
まだ、理解が浅い。