2013年1月17日木曜日

本:『グレイトフル・デッドにマーケティングを学ぶ』

前から気になっていた本をやっと読了。

糸井重里さんが薦めている記事を読んで、これは読まなきゃと。
イトイさんが語る~ グレイトフル・デッドに「仕事」を学ぶ:日経ビジネスオンライン

ほぼ日刊イトイ新聞 - 糸井重里からデイヴィッドへの7つの質問とその回答。

グレイトフル・デッドの行動からマーケティングを学ぶ本。
なるほどなーと、頷く部分が多い。数十年前から彼らが行って来ている
マーケティング手法が、今の時代にあっているということか?

 ひとつひとつのコンテンツが、潜在的な顧客を引き寄せる「ミニ磁石」のようなものなのだ。これらのよいところは、蓄積する事で力を発揮する事である。   - 193ページ

かれらが活動すればするほど、コンテンツは膨大になり、熱狂的なファンはより
強く彼らに引き寄せられ、 熱狂的なファンが増えれば、新しいファンが増えていく。
ファンのための行動が、彼らのブランド価値を上げることにつながる。
顧客が喜ぶことが結局、自分たちに帰ってくるのだ。

どんなバンドも観客がライブを録音するのは禁止していたが、
グレイトフル・デッドは、ファンが自由にライブを録音できるようにし、それを奨励した。
これにより、新しいファンを獲得し、売上を伸ばすことにつながった。

これは、今だったらだれでもやっている
インターネットをつかって動画、ブログ、画像といったコンテンツを無料で出して
ファンを増やしていくことと全く同じことだ。



今の時代、選択肢がものすごく増えているからこそ、
今ここでしかできない体験、特別な体験、ファンだからこそ得られる体験というのが重要になってくる。

こういうことで一番重要なのは、
ソーシャルメディアで語られる条件として
グレイトフル・デッドのように、「コンテンツ」自体が一流・ファンの心をつかむもの
というのが一番重要であるということ。

それを展開していく際に、
この本は多いに参考になる。
また読み返したい本。