何かとこのblogで、タスク管理が重要だと書いてきたが、具体的な言及は少なかったと思う。
タスクを洗い出す目的は、
問題の可視化、現状把握、情報共有にある。
タスクが見えない状態で、作業をするのは、ゴールが見えない状況で仕事をすることと同じだ。
全体の量をきっちり把握することが、大事だ。
問題を可視化することで、現状が見えてくる。
その見えた現状をチームで共有する。
そうすると、リスクが分散され、チームのメンバ-個人個人が、スケジュール(目標)を意識した行動を
取れるようになる。
タスクの洗い出しは、目的の明確化である。
では、具体的に、どのような項目をチェックすればよいだろうか?
・依頼日
・締め切り
・納品日
・案件番号 案件の名称
・クライアント担当者
・自社担当者
・ステータス←ここが重要。
・納品予定日←ステータスと連動
・備考
現状のステータスは何か、作業中か?クライアント確認中か?保留か?
ここを明確にしておく必要がある。
このステータスから、納品予定日をはじき出せる。
ここまで、細かく行う意図は、
複数のタスクが同時進行中のときの、作業が行えるかどうかの確認のためと
問題が起こったときの問題の切り分けを瞬時に行えるようにするためである。
ここまで、行うことで、今日一日でやらなければ、ならないことが見えてくる。
そして、作業の重み付けが容易になる。
直近、一週間の作業量をいかに明確化するか、
そして、1ヶ月の作業量をいかに具体的にするか、
抽象的なところから、具体的な形に落とすのが、ディレクターの仕事です。
▼関連
羅針盤: リスクマネジメント
http://fuminorimorioka.blogspot.com/2008/06/blog-post_10.html