ジャズギターの金字塔、リニューアル!:ぬのさんのスパイスフリークな日々:So-net blog
http://nunosan.blog.so-net.ne.jp/2008-05-14
個人的な趣味で、ジャズギターをやっている。
演奏するのも聴くのも大好き。
僕が、ジャズギターを始めたとき、一番最初に手をとったの教則本が、
布川俊樹さんの「ジャズギターの金字塔」である。
ギター初心者には、まったくもって弾けるレベルの教則本だが、
その中身の濃さ、模範演奏CDのできのよさで、
ジャズギターの世界のすばらしさを感じることができた。
僕の、ものごとに対する取り組み方、考え方というのは、
ジャズに出会って大きく変わったと思う。
特に、「オリジナリティ」とは何か?という考え方についてである。
教育の現場で「個性」を求められて久しい。僕が、子供のころからである。
が、子供に「個性」を求めるのは、端から間違っている。
人間、生きているだけで、個性的である。
だから、何をやっても、個性はでるのだ。
何がいいたいかというと、何もできない、例えば、新入社員の仕事に個性を求めるのは間違っていると
思うのだ。
技術や、方法論というものは、先人のものを盗んで学んで、
それを、消化し、取捨選択するなかで、はじめて「個性」というものがでてくると
僕は考えている。
ここでいう「個性」とは、プロフェッショナルレベルの話。
だから、最初は人のまねでいい。
いや、むしろ、まねをすべきなんだ。
赤ちゃんは、親の行動を真似して大きくなる。
これが、成長への一番の早道なのだ。
そして、ただまねするだけじゃなくて、
「なぜ、そうなのか?」を考えて欲しい。
「なぜ」という問題意識を持つことが、一番重要だといっても過言でない。
先日、僕の上司が、「なぜ、みんな、もっと積極的に行動しないのか?なぜ、問題意識をもたないのか?」とつぶやいていたが、
人間、大人になると、普通に生きるうえで「なぜ」なんて考えなくても、大抵は生活していけるものだ。
だから、一歩進むためには、「問題意識」をもつことが大事なのだ。
その上で、改善を重ねていくこと。
そうすると、ほら、いつの間にか「オリジナル」なっているはずだ。