2008年5月11日日曜日

Web標準のメリット

1.メンテナンス性の向上
これまで、新たなバージョンのブラウザがリリースされたり、サイトデザインを大幅にリニューアルする際には、製作者がページをひとつひとつ作り変える必要があった。また、複数人でサイトを管理している場合、異なるルールでマークアップしていると不要な混乱が生まれてしまうという問題がある。
XHTMLでコンテンツを正しく構造化し、CSSで視覚表現を統一的にコントロールすることで、ページ制作の負担が大幅に軽減される。

2.アクセシビリティの向上
正しいXHTMLとCSSで制作することで、さまざまなブラウジング環境に対応したアクセシブルなWebページにすることができる。重要なのは、障害者や高齢者に配慮したWebページは、結果的にすべての人にとってアクセシブルなページになるということである。

3.SEO(検索エンジン最適化)対策
検索エンジンのクローラーは、XHTMLソースをほぼそのままに解釈するので、適切に皇族かされ、シンプルかされたクリーンなソースは、クローラーフレンドリーな状態になる。SEOの不備はビジネスチャンスの損失と、機会損失の発生につながるため、非常に、重要な問題となる。

「人間だけでなく検索エンジンにもわかりやすいページ」を作ることがSEOの主眼となる。

4.ファイルサイズの低減とサーバースペースの節約
ソースを合理的に記述することで、ファイルサイズの低減とサーバスペースの節約が図れる。
同時に、表示時間の高速化とサーバ負荷の軽減が達成される。

5.後方互換性と前方互換性の確保
正しいXHTMLとCSSでページを制作することで、過去のブラウジング環境での表示が確保されるとともに、将来的な再利用性や、相互運用性がかなりの程度担保される。