人前で、何かを伝えるというのは、なかなか無い経験だったので、緊張した。
内容は、ペルソナセミナーのフィードバック。
下記、blogの筆者のセミナーに前に参加していて、そのフィードバックである。
DESIGN IT! w/LOVE
http://gitanez.seesaa.net/
準備不足もあり、伝えなきゃならないことの半分くらいしか伝えられなかったのではないか?
それにしても、人に伝えるのは難しい。もっと、うまくなりたいなと思う。
11月も、もう一度、社内セミナーの講師をすることになるので、次はもっとうまく行いたいと思う。
○備考
ペルソナ/シナリオ法が実際に使われたケース
・windowsのOSが作られたとき
・大手自動車会社の製品 などなど
■講義アジェンダ
・デザインとは何か? 「デザイン」の再定義
・ペルソナシナリオ法
・ユーザー中心のデザインについて
- デザインとは何か
行おうとすることや作ろうとするものの形態について、
機能や生産工程などを考えて構想すること。
意匠。設計。図案。
「大辞林」より - Web制作とデザイン
1.デザインはスタイリングではない。
2.デザインの成果は人間の目的に適応した人工物。
3.デザインには誰もが習得できる方法がある。
4.日常生活の観察がデザイン問題の解決につながる。
5.デザインはディレクション、プロデュースと同義 - ウェブサイトではなく人々の暮らしをデザインする。
ものをつくることは、生活文化を作ること!
・現在の人々の暮らしにどんな問題があるか?
・問題を理解し解決策を導くためには、どのようなデータが
必要で、それにはどのようなデータ収集・分析を行えばよいか(問題の解決方法の検討)
・問題を解決するためにはどんな人たち・素材・技術が必要か(資源配分の問題)
・問題そのものをデザインに関わる人の間でどう共有するか(デザイン問題の表現)
・問題は具体的にどのような下位問題の集合としてあり、下位問題同士はどんな関係性
を持ち、問題全体はどういう構造となっているのか(問題の細分化・構造化)
・下位問題のそれぞれの解決策にはどういうものがあり、それらの
解決策を最終的にどのように統合して組織化するか(問題解決・デザイン組織化)
・解決策は技術面・社会面・経済面・資源面から見て実現可能なものになっているか?
(プロトタイプによる検討、その他実現可能性の検討)
・その解決策は本当に問題の解決になるのか?(解決策=デザインの評価) - デザインとは、問題を解決すること
問題を発見するために事実を見る
整理・構造化することで問題を正しく理解する
問題の解法を考える
思いついた解法を整理してシンプルな形にする
解法を具体的なモノのレベルに落とし込む
本当にそれが問題の解なのかを検証する
問題解決の一つの手法として
ペルソナ/シナリオ法 - ペルソナ/シナリオ法とは
ペルソナ/シナリオ法は誰のためのデザインなのかを
考えるための手法 - ペルソナ/シナリオ法概要
架空のユーザー像であるペルソナが、どのようにモノを使って
自分の問題を解決していくかをシナリオに描くことで、
デザインのコンセプトを明示する方法。
ペルソナ基本文書
:道具の利用に影響を与える、ユーザーの役割、ゴール、知識レベルや好き嫌いを明示したもの。
ペルソナ行動シナリオ
:ペルソナの行動(=モノとのインタラクション)を、その行動背景とともに物語風に描いたもの。 - ペルソナ/シナリオ法のスコープとメリット
1.ペルソナは、特定のターゲットユーザーの要求を満たすための
デザイン・コンセプトを考え、明示する方法。
2.ペルソナはイノベーションや既存にないものをつくる際に役立つ手法。
3.ペルソナはユーザーの現状の事実を把握することによる仮説発見の手法
4.ペルソナは専門領域の異なる様々な人々によるコラボレーションを可能にする。
5.ペルソナは複数の異なるチャネルをつなぐ
現状のあるべき姿と理想のギャップを
明確化! - 「もの」のデザイン、「こと」のデザイン
ユーザーの行動や経験そのものを
デザインする - UCDの7つの作法
1.ひとりで考えない
2.手を動かしながら考える
3.議事録を書く
4.計画を立てて行動する。
5.リズムをつくる=習慣化する
6.戦略的に本を読む。
7.何度も検証しコンセプトを壊す。