2011年6月20日月曜日

あぁ、監督 ――名将、奇将、珍将

野村監督の本は、いつも参考になる。
成功する人は、努力し、分析し、行動する。

野村監督の本は、人をマネジメントする上で
参考になることが平易な文、スポーツを例としてたくさん書かれているので
ぜひ、これから、マネジメントの立場にたつ人に読んでいただきたい。
※別にこの本でなくてもよいので、野村監督の本を一冊は目を通すことをおすすめする。

興味深かったのは、以下。
・人はプロセスでつくられる
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結果の裏側にはプロセスがある。
きちんとしたプロセスを経ないで生まれた結果は、
それが数字的にどれだけすばらしいとしても、
たまたまだ。
本当の実力ではない。


野村監督は、一つのプレーに、意味を求める。
それはまさしくプロの仕事。
神は細部に宿ると言うが、野村監督の仕事もまさにそれだ。
僕も、プロセスは重要だと思う、
仕事は、一人でするものではないので、
チームのみんなの行動プロセス、
プロジェクトのプロセス、
会社のプロセスを共有し、意味のあるプロセスを経て
結果を残すようにしたいと考えている。

一人のスターが結果を残していても、
そのたった一人が会社からいなくなってしまって
会社が立ちいかなくなったら意味が無いのだ。

だからこそ、チームとしてのプロセスが必要だ。



・財を残すは下、仕事を遺すは中、人を遺すは上とする。
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財産をのこすより、人を遺すことこそが、その人間の価値を決めるという意味だ。
どれだけ人材を育てたか。。。これが、真の名監督であるかを図る最大の条件だ。

これは、耳が痛い。
自分は、まだまだ、一社会人として成長の過程にいると考えているが、
人を育てられているかというと甚だ疑問である。
先輩として、良い見本になっているかどうか?もう一度振り返るとともに、
人づくり、人材づくりについて考えていきたいと考えている。

結局は、会社や仕事は「人」で決まると
僕は考えているからだ。

売上を上げるのは当然として、
その上で、継続して、仕事を受注し、人材を育てる。
このサイクルを回せば、会社は伸びる。
。。。いうのは、簡単だが、とても、難しい。