2011年12月7日水曜日

目的の定義がすべてのはじまり

■目的を定義すること
プロジェクトのはじめに、そのプロジェクトで何をなしえるかを考えることは非常に重要だ。
目的は?目標の売上は?そのプロジェクトで上げる効果は?効果測定、検証の方法は?ターゲットは?
いろいろなことを考える必要があるだろう。

私は、企業の中でプロジェクトがあり、
その部分のWeb施策をWebディレクターとして
担当することが多い。

結果的にだが、最終目標をクライアントと
最初に共有できているものは、プロジェクトとしてうまくいくことが多い。

当然、完成形が見えないプロジェクトもある。

しかし、仮でもよいのでゴールを設定しておくことが重要になる。
完成形のイメージを共有することが
ゴールへ向かう何よりの近道だ。

プロジェクトが行き詰まったとき、立ち止まって
考えられる拠り所が、そのプロジェクトの肝になる。

ドキュメントが
要件定義書でも、プロジェクト定義書でも、なんでもよくて、
重要なのは、プロジェクトのゴールの設定。


この設定と、コントロールこそ、
ディレクターの重要な仕事のひとつになる。


ポイント
1.要件定義
プロジェクトの開始時に
要件を整理、共有する。
→要件定義書

2.ヒアリング
ヒアリングの際は、
事前にヒアリングシートを用意し、
聞くことをリスト化しておく。「
→ヒアリングシート

3.現状分析
サイトリニューアルであれば、現状サイトを確認する。
サイトがなければ、競合他社のサイトや
似たようなプロジェクトを事前にチェックする


4.作業項目の洗い出し(見積作成)
そもそも、そのプロジェクトと予算が
見合っているかどうか?
(多くの企業で、Webでは、Webにかけられる予算は限られている)




■ドキュメンテーション能力
大きなプロジェクトになれば、なるほど
ドキュメント作成が重要だ。
プロジェクトが現在どこに向かっていて、
その過程のどこにいるのか?

それを明確にするのには、
言葉だけでは、足りない。

ひとりや二人で行うなら
当然必要はないと思う。

でも、関係者が複数になれば、
スケジュール、タスク管理、議事録。
社会人として、当たり前のドキュメントを当たり前に
作成し、共有することがとても重要に感じる。

少なくとも、
僕は、プロジェクトの決定のプロセスを
制作チームには、共有しておきたいと考えている。

自分の現在地がどこかわからないまま作業するなんて
自分だったら、とても、不安だからだ。







▼関連記事
羅針盤-Webディレクターblog: プロジェクト定義書