2007年12月17日月曜日

もっと早く受けてみたかった「マーケティングの授業」

楽しく読了できました。
僕みたいな商売をしている人は必読だなと納得。
上司が、「この先、マーケティングの知識は絶対に必要」と言っていたが、
至極、納得。

市場のことを考えないものづくりは、商売ではなく道楽だ。

1章のマーケティングの戦略から、興味深かった。
他社に勝つためには戦略が必要だとか、差別化の戦略だとか、マーケットシェア戦略だとか
イノベーションと模倣戦略とか、マーケティングを学んだことがある人には当たり前の
考え方も、初めてこういった種類の書籍を読む僕には新鮮だった。

自分の会社がどの位置にいて、どの戦略をとっているか
意識するとしないとでは、自分の行動がまったく変わってくる。
まずは、戦略を共有できることが大事だなと思う。
ここが一番難しい。

2章のマーケティングリサーチは、これから、もっと勉強する必要があると感じた。
顧客にとってよいサイトとは、かっこいいサイトではない。
目的を達成するためのサイトををつくるべきだ。

そのためには、短時間で、効果的な調査ができる力が必要になってくる。
目的に即した、答えを導き出すためのヒント、情報がほしい。

Webアクセス解析から取得できる情報を、どのように使うか?
また、効果的なサンプリングは?
など課題が山積み。
ここは、もうすこし、他の書籍から知識を取り入れて肉付けしていきたい。


一番、おもしろかったのは、やっぱり、3章の商品企画と開発だった。
新しいもの(商品)を発想するとき、無から何かを有無なんてことはなかなかない。
今あるものをどうよくするか?といった観点が、一般的になると思う。

そのとき、商品企画の基本となる発想パターンをいくらかもっておくと
心強いと感じた。

「オズボーンのチェックリスト」は、僕らの仕事でも十分使えると思う。
1.転用
2.応用
3.変更
4.拡大
5.縮小
6.代用
7.アレンジ
8.逆転
9.結合


発想のテクニックとアイディアの生成は勉強になったと同時に、
自分にも、自分なりの発想方法を確立させたいと思った。