2010年1月10日日曜日

ドリームカプセル14年ぶりに開封 旧沼隈町民の手紙1090通

1995年に旧沼隈町(現・福山市)が町民から募った、「15年後の自分」などにあてた手紙1090通を封印した「ドリームカプセル」が3日、福山市沼隈町の千年(ちとせ)郵便局で開封された。手紙は来年1月1日、それぞれのあて先に届けられる予定で、差出人は「当時の自分が何を書いていたのか楽しみ」などと心待ちにしていた。
→引用元
金融セミナーGUIDE[ドリームカプセル14年ぶりに開封 旧沼隈町民の手紙1090通]


沼隈町も気持ちの良いことをする。
15年前に、15年後の自分に手紙を書いた。
15年前、僕は、中学2年生だった。

あの頃は、15年先のことなんて想像できなかった。
自分が沼隈町で一生生活するということが想像できなかったけど、
沼隈町から出て生活することも想像できなかった。


先日、母親からの電話でその存在を思い出した。
現在、まだ、手元には届いていないが、
届くのが楽しみでもあり、恐くもある。

僕は、書いた内容のある一文だけ覚えているのだ。

とても、公表できる内容じゃない。。。
すごく、甘酸っぱい思いで。
胸がいっぱいになった。


そうだ、あの頃の僕に返信の手紙を書こう(まだ、読んでないけど)。
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1995年の僕へ

こんにちわ、2010年の僕です。
僕は今、神奈川県に住んでいます。
毎日、新宿のとある制作会社でWeb制作をしています。

といっても、1995年には、インターネットがないものなぁ。
わからないと思うけれど、コンピュータを使った仕事です。
(そういう意味では、保育園児時代の夢の一つは叶ったわけです。)

丁度、野球部をやめたころで、
精神的に、打ちひしがれていた時じゃないかな?

変われない自分がいて、それが、すごく、つらかったよね。
(テレビのCMでイチローが「変わらなきゃ」って行ってたね。日産のCMだっけ?)

君にに今の僕だったら、こう言いたい。
「変わる必要なんてない」

自分は自分だ。人の事なんて気にする必要はない。
自分が歩んだ道が未来なんだ。

結局、1995年の僕の積み重ねが
今の僕であるのだから。。。

大きな夢や目標を持たないと人生が楽しくない?
そんなことないよ。
一日一日生きてるだけですばらしい!

「家族を幸せにする」
それだけでも、どんなに難しいことか…。
一日、一日の積み重ねが今を作っている。
一日一日、一つ一つ生きていくことがとても大事だってことが
子どもができてから、よりわかってきたよ。

あ、いい忘れてた。
結婚していて、子供も二人います。
1995年には、想像できなかったんじゃないかな?

中学・高校くらいって
子供から大人になっていく途中の時代。
心と体のバランスが大きく変わっていく時代。

期待よりも不安がいっぱいでしょ?

でも、不安なこと考えたって仕方ないよ。

人生を楽しくするのも、つまらなくするのも自分の心持ち次第。
1995年から15年たっても、
結局、僕は何も変わってはいないよ。
(もちろん、それ相応に大人にはなって、1995年の君より常識はわかるようになったかもしれないけれど。)

だからこそ、沼隈で生活した時間はすごく大事で、
僕は1995年の君に感謝しています。

2010年の僕より
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手紙が来たら、書きなおそう。。。
15年前って、もう、随分と昔だなー。

みなさんは、何をしてましたか?

僕は、中学二年の3学期で、
自分は何をしたらいいのか悩んでいたなー。。。
スピッツのCDをよく聞いていた。